恋のおわり
大切な大切な恋が終わりました。
思えばこの3年間は彼に会いたい、彼に喜んでもらいたい、彼に愛されたいと思い続けた3年間でした。
頭がよくて、仕事ができて、おしゃれで、男前で。
そもそも私なんかとは釣り合わない相手だったのかもしれないです。
好きだな、と思い始めてからも自分には釣り合わない相手だと思って心に秘めていた恋でした。
ところがまさかの彼からの告白。
夢みたいに幸せで今でも夢だったのじゃないかと思うくらいです。
彼が愛したのは彼の作った幻想の私でした。
素直で従順で彼だけを見つめて生きる女。
彼だけを見つめて生きていたのは間違いではありません。
私は夢中だったし、ただの一度も浮気めいたことはしたことがないと誓えます。
ただ、度々彼を怒らせることがありました。
それは決まって他の男性との仕事が絡んでいました。
彼は極度に嫉妬深い男だったのです。
仕事は仕事。
割り切れる人だと勝手に思い込んでいたので始めは面食らいました。
でも、怒らせないように気に障らないように気をつけて気をつけて過ごしてきました。
それでもだんだんとエスカレートする嫉妬心。
仕事の話をしている姿を見られて「俺じゃなくていいならご勝手に」と、こうです。
これはもう限界です。
とうとういってしまいました。
「もうたくさん!」私は彼のお人形じゃない。
真面目に仕事をしているだけでそんな言われ方、我慢できない。
どうかもっと素直で従順な、お人形のような可愛い人を。
やっぱり貴方とは釣り合いませんでした。
夢をありがとう。
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